辻村崇の小部屋

こちらは株式会社トミーウォーカー運営のPBW『サイファ』の辻村崇のキャラクターブログです。ブログ内のイラストの使用権は当キャラに著作権は絵師様に全ての権利はトミーウォーカー(株)が所有します

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【崇の旅その3】来訪


「崇、お客さんだよ」
階下からお母さんの声が聞こえる。
「はーい、今いくよ」
算数ドリルの上にシャープペンを勢いよく投げだし、部屋を出る。
(僕にお客?誰だろう…)

「よ、元気そうだな」
そこには金髪に髪を染めた長身の従兄が立っていた。
「誠司兄ちゃん…」
にやりと笑うその顔は僕を攻める気がないのはわかる…
でもなんとなく後ろめたい。

ゆでた栗をお茶うけにしてリビングで二人向き合う。
「へーこの栗はその庭のか…結構いけるな」
「うん…」
「ったく、心配したぜ。いきなり書置きして消えるんだもんな」
「うん、ごめん…」
「ま、お前のお母さんから話を聞いたときは安心したが」
どうやら、誠司お兄ちゃんに連絡を取ったのはお母さんだったらしい。
余計なこと…とちょっと恨めしい。

「さて、ま、なんだ。本題にいこうか」と誠司お兄ちゃんが唐突に口火をきった。
「崇。お前、能力者をやめたいのか?」
言っている意味が解らないので崇は聞き返す。
「? どういうこと?やめようといってもやめれないじゃないか」

「そこははき違えてないと…安心したよ。」
それをみて誠司お兄ちゃんはにやりと笑う。

「それを踏まえて聞くけどな。お前はどうして逃げたんだ?」
胸が痛い…
「そ、それは…」
「この前の依頼が不本意な形で終わったのは知ってる。そのショックだってのも察しがつく」
いつも以上に優しい語り口
「正直…目の前で人が死んだんだ。ショックを受けないほうがおかしい…」
だけどなと 誠司お兄ちゃんは続ける
「俺たちは見たはずだ。すでに救えない人たちがいたことを…戦争で亡くなってきた人のことを」
ああ、そうだ。僕は戦争で…コマンダーとしてそれを見てきた。
見続けなくちゃと思った。
それが、僕の責任だから。
「その覚悟がなかったとは言わせないぜ」
(…覚悟が足りなかったのかな?)崇はそう思った。

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